四方八方囲む鉄格子みたいな月曜日
駅に行くとスーツを着た若者に溢れていて、春の訪れを感じる。顔がこわばっている。社会の歯車になっていく先輩方の顔は見たくなかった。
散った桜がアスファルトに張り付いている。
吊革を握る手から汗が止まらない。丸い円の部分ではなく、それを繋ぐ皮の部分を握るのが私のやり方だ。
図書館に行き、自分と同じ苗字の文豪の作品を借りる。カウンターにて、いかにも自分の先祖の作品を選んで照れている演技をして一人で遊んだ。
いつになってもどこに行っても必要な心理学を学んで、色々手に入れたい。
手に入るものが何か分からないから色々、、、。